【富士薬品】保有する協和商事の株を同社経営者の今中氏へ譲渡/協和商事は富士薬品のグループからはずれる

【2023.11.20配信】株式会社富士薬品(本社:埼玉県さいたま市 代表取締役社長:高柳 昌幸氏)は11月20日、同社連結子会社である協和商事株式会社(本社:大阪府東大阪市 代表取締役:今中 伸行氏)の株の譲渡について公表した。

富士薬品はこれまで、協和商事の株式を保有し、連結子会社としてきた。
このほど、保有する株を協和商事の経営者である今中伸行氏に譲渡することについて、取締役会において決議したと公表した。今中氏との買収に関する契約の締結に合意した。
これにより協和商事は富士薬品グループから外れることになる。
なお、協和商事はドラッグストア「オーエスドラッグ」を運営している。

富士薬品は2003年8月に協和商事の株式の75%を取得し連結子会社化していた。しかし、富士薬品は、協和商事との事業シナジーが将来的にも限定的であることから、中長期的な成長を見据え、協和商事の株式を今中氏に譲渡し、得られた資金を富士薬品のドラッグ事業や現在取り組むDX化の推進等に投下することが最善と判断したとしている。

異動する子会社の概要は以下の通り。
(1) 名称 協和商事株式会社
(2) 所在地(本社) 大阪府東大阪市吉田4丁目7-13
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役 今中 伸行
(4) 事業内容 ドラッグストア事業
(5) 資本金 20百万円
(6) 大株主及び持ち株比率 富士薬品(75%)

譲渡株式は以下の通り。
(1) 異動前の所有株式数 30,000株
(2) 譲渡株式数 30,000株

日程は以下の通り。
(1) 取締役会決議日 2023年11月17日
(2) 株式譲渡契約締結日 2023年11月17日
(3) 株式譲渡実行日(予定) 2023年12月29日

今後の見通しとしては、本件譲渡に伴う、今年度の富士薬品連結業績に与える影響は軽微と判断しているという。今後開示すべき事項が発生した場合には速やかに公表する予定。

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