ジェラード監督がヘンダーソンを獲得した理由を明かす「彼はリーダーであり、ピッチ上のコーチでもある」

写真:今夏サウジアラビアに活躍の場を移したヘンダーソン

アル・イテファクを率いるスティーブン・ジェラード監督が、今夏の移籍市場でリヴァプールからイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンを獲得した理由を明かした。イギリス『90min』が伝えている。

現在33歳のヘンダーソンは12年間リヴァプールに所属し、初年度からレギュラーとして活躍。2014-15シーズンには副キャプテンに就任した。キャプテンを務めていたジェラードが退団した2015-16シーズンからは、ヘンダーソンがキャプテンを受け継いだ。2021-22シーズンにはクラブ通算400試合出場を達成するなど、長らくリヴァプールを支えてきた。

そんなヘンダーソンは今夏の移籍市場にて、1200万ポンド(約21億円)でアル・イテファクに移籍することを決断。しかし、イングランドサッカー界を代表するLGBTQ+への理解者として知られているヘンダーソンが、同性愛が違法となっているサウジアラビアへ移籍したことで批判を受けた。

ジェラード監督は、ヘンダーソンを獲得した理由がリヴァプールでチームをともにした以前の関係に基づくものだと明かした。

「監督やコーチであれば、スタッフの延長線上にあるような選手が試合に出場してくれるのを望むと思う。ピッチ上でのコーチングはチームを本当に助けてくれる」

「私とジョーダンには信頼関係がある。私たちは一緒にプレーしたし、彼は今でも素晴らしい選手であり、素晴らしい人間だ。ジョーダンがここに来てくれたおかげで他の選手も来てくれたと思う。彼を獲得できる可能性があると知った時、私は積極的に彼と最初にサインしたいと思った」

「彼はリーダーであり、ピッチ上のコーチでもある。若い選手たちには、彼がピッチ内外でどのように過ごしているのかを見て学んでほしい」

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