街と大学が持続可能な未来共有、全国組織「Town & Gown構想推進協議会」がスタート

2023年10月28日、地方で大学と地方自治体が連携し、持続可能な街づくりの推進を目指す全国組織「Town & Gown構想推進協議会」が設立された。広島大学と広島県東広島市が中心になって結成したもので、今後、地方から日本全体を躍動させる仕組みを全国に広げる。

広島大学によると、この組織はTown(街)とGown(大学)が一体となって持続可能な未来を共有し、地方創生に貢献するのが目的。大学と自治体がペアを組んで会員になり、民間企業を巻き込んでさまざまなイノベーションを目指すとともに、未来志向の学園都市づくりなどを進める。

設立総会は東広島市の広島大学東広島キャンパスであり、広島大学と東広島市、広島大学と広島県呉市、愛媛大学と愛媛県今治市、島根大学と島根県出雲市の4ペアが正会員、立命館アジア太平洋大学が準会員になった。

事業の第1弾として広島大学東広島キャンパスで高速大容量通信サービスの「ローカル5G」の運用を始めた。大学を共創拠点と位置づけ、デジタル・トランスフォーメーション推進やスマートシティ建設に向けた実証実験に活用する。今後、他の地域にも会員を拡大して組織の全国展開を目指すことにしている。

参考:

【広島大学】10月28日、「全国Town & Gown構想推進協議会」を設立しました

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