クロップ→シャビ・アロンソ、アルテタ→ウィルシャー? プレミア各クラブ指揮官の後任候補を考察

写真:シャビ・アロンソはレアル・マドリードからも関心を寄せられるが…… ©Getty Images

シャビ・アロンソ監督がレヴァークーゼンで卓越した手腕を見せていることにより、リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が退任した場合、その後任になるのではないかという噂が飛び交っている。これを受け、イギリス『デイリーミラー』電子版が、プレミアリーグ各クラブの次期監督について考察している。

まずは考察のきっかけになったクロップとシャビ・アロンソについて。クロップは昨年4月に2026年まで契約を延長したため、この指揮官交代が起こる可能性は現状では高くない。また、シャビ・アロンソに関してはレアル・マドリードも関心を示している。とは言え、シャビ・アロンソがリヴァプールに好意を抱いているのは間違いなく、またリヴァプールの首脳陣もシャビ・アロンソの指導者としての成長に注視しているはずだ。

アーセナルはミケル・アルテタ監督が強固な地位を築いており、今後、長期間にわたって指揮を執る可能性が高い。そのため、後任は気鋭の若手指揮官になる可能性がある。『デイリーミラー』電子版は、クラブOBであり、U-18チームで指導者のキャリアを歩み始めたばかりのジャック・ウィルシャー監督を「完璧な後任候補」として挙げている。

ジョゼップ・グアルディオラ監督が長期政権を築くマンチェスター・シティも、近い将来、監督交代が起こるとは考えにくいクラブだ。それでも、彼の後任候補としてはすでにブライトンのロベルト・デ ゼルビ監督の名前が挙がっている。革新的な戦術で知られるイタリア人指揮官は、グアルディオラを始めとするプレミアリーグのトップチームの指揮官から賞賛を集めている。

そしてデ ゼルビがマンチェスター・シティに引き抜かれた場合、ブライトンはクラブのレジェンドの一人であるブルーノに目を向けることになるかもしれない。彼はグレアム・ポッター監督のもと、ブライトンとチェルシーでコーチを務めていた。ブライトンが求めるスタイルを熟知した人物と言えるだろう。

「ビッグ6」の中で最も指揮官の立場が危ういクラブがマンチェスタイー・ユナイテッドだ。クラブ株式の25%を買い取ることになるジム・ラトクリフ氏がスカウティング部門の責任を負うようになると見られているが、ラトクリフ氏が自分好みの指揮官を迎え入れる可能性はゼロではなく、現ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督が有力候補者に浮上すると推察している。

その他、チェルシーは現スポルティングのルベン・アモリム、トッテナムは現役時代に同クラブでもプレーし、依然として高い人気を誇るマイケル・キャリック現ミドルスブラ監督の名前を後任候補として挙げている。また、ファイナンシャル・フェアプレー規則違反により勝ち点10ポイントが剥奪されたばかりのエヴァートンは、同クラブで幼少期から長い時間を過ごしてプロデビューを飾るなど深い縁を持ち、バーミンガム・シティの監督に就任したばかりのウェイン・ルーニーが、ショーン・ダイチ監督の後任に指名される可能性があると考察している。

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