子どもの声などへの一部住民の苦情がきっかけで4月に廃止された長野市の青木島遊園地。長野市は子どもたちの遊び場の確保などに向けたプランを策定しました。
長野市は、青木島町で放課後に子どもたちが自由に遊べる環境の確保や、住宅街に送迎車両が多数入り込む住環境の改善を検討してきました。
青木島小学校の保護者や住民への説明・意見交換を経て、「青木島こども未来プラン」を決定しました。
■長野市・荻原健司市長
「子どもたちの環境がより一層、そしてまた地域の皆様の暮らしの向上につながればと考えています」
公園に隣接する児童センターを、小学校内にある「子どもプラザ」に統合。
子どもプラザや学校施設としても利用できる多目的棟を建設します。
遊び場については、PTAなどから不審者が侵入する懸念の声もあがったため、土日や学校が休みの日だけ地域に開放する方針です。
また、子どもプラザを利用する子どもの保護者のため、送迎用駐車スペースも確保します。
■長野市・荻原健司市長
「子どもたちが今ある所から小学校の敷地内に入っていく時期の調整は必要だが、全体的には遊具の設置や多目的棟の設置、住宅街に多くの車両が入り込まないような駐車場対策、駐車場の拡大は評価いただいていると思うし、丁寧にやってきたかいがあった」
市は多目的棟の建設や駐車場整備などの費用、2億2870万円余りを12月の補正予算案に盛り込みました。