自衛官、虚偽発注で数千万円を着服か 沖縄地本所属の20代男性 詐欺容疑などで逮捕

 自衛隊沖縄地方協力本部の20代男性自衛官が、虚偽の発注書を作って不正に現金を得るなどしたとして、虚偽無印公文書作成や詐欺などの容疑で、自衛隊の警務隊に逮捕・送検されていたことが23日までに、複数の関係者への取材で分かった。

 虚偽の発注は複数件に上り、数千万円を着服した可能性もあるため、慎重に捜査を進めている。

 複数の関係者によると、男性自衛官は20日に逮捕された。発注先の業者から「代金が支払われていない」との連絡があり、事件が発覚した。

 自衛隊は今後の捜査結果などを踏まえて、男性の懲戒処分を検討するという。

 陸上幕僚監部は「調査中」として、認否を含めた詳細を明らかにしていない。

© 株式会社沖縄タイムス社