選手の信頼を失いつつあるテン・ハフ監督 選手は戦術やトレーニング法に不満、サンチョの処分も不信を招く要素に

写真:テン・ハフ監督は再び選手たちの信頼を勝ち得るか

マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督は、選手たちからの支持を失いつつあるようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。

マンチェスター・ユナイテッドは、第14節のニューカッスルとの試合に敗れ、公式戦10敗目を喫した。ユナイテッドの選手たちは、テン・ハフ監督の展開する戦術、トレーニング法に疑問を持っており、8月以来トップチームから追放処分を受けているジェイドン・サンチョに対する扱いに失望している選手たちも多いようだ。

スカイ・スポーツの主席記者であるカヴェ・ソルへコル記者は、ユナイテッドの内部についてこう語っている。

「チームの成績が落ちれば、信頼を失うのは簡単だ。選手たちは今の状況に混乱している。ドレッシングルームの半数の選手が、もはやテン・ハフ監督を信頼していない」

「戦術に不満を抱いている選手も多くいるし、トレーニングが過酷すぎると感じている選手もいる。特にランニングのメニューが多すぎると思っている。選手たちは『なぜこんなに走るのか目的がわからない』と疑問を感じていると聞いた」

「何人かの選手たちは、テン・ハフ監督は自らのやり方に固執しすぎで、まるでロボットのようだという。しかし、チームのボスはテン・ハフであり、チーム全体をコントロールするのは彼だ。彼は自分のやり方を変えるつもりはないだろう」

そして何人かの選手は、ジェイドン・サンチョに対する処分に不満をもっているという。

「彼と親しいチームメートはテン・ハフ監督に謝罪することを勧めた。しかし、サンチョは謝罪を拒否し、両者の関係は完全に凍りついた」

「彼は現在、アンダーカテゴリーの子供たちと一緒にトレーニングをしている。食堂も使わせてもらっていない。テン・ハフの下した処分が行きすぎだと感じている選手もいる。ドレッシングルームには常に不満を抱いている選手がいるものだが、戦績が悪いときはさらに多くなる」

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