「特別な夜だった」ラストプレーでの劇的勝利で4連勝のアーセナル、アルテタ監督が選手を称える「ドローではなく、勝ちたい。その意欲を感じた」

劇的勝利を喜ぶアルテタ監督[写真:Getty Images]

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、ルートン・タウン戦の劇的勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えた。
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5日、アーセナルはプレミアリーグ第15節でルートンとアウェイで対戦した。

プレミアリーグ3連勝、首位に立つアーセナルが昇格組と対戦。しかし、試合は予想だにしない展開となった。

試合は20分にガブリエウ・マルティネッリのゴールで先制。ゴールを決めれば無敗男がいきなりネットを揺らす。

しかし、この日のアーセナルはセットプレーの守備に課題が。25分にCKからガブリエル・オショにヘディングで決められると、45分に欠場した冨安健洋の代わりに右サイドバックに入ったベン・ホワイトのクロスをガブリエウ・ジェズスがヘディングで決めて勝ち越しに成功する。

アーセナルが1点リードで迎えた後半だったが、49分にCKからイライジャ・アデバヨがヘッド。57分にはボックス左でパスを受けたロス・バークリーに決められ、まさかの逆転を許してしまう展開に。それでも60分にカイ・ハヴァーツがゴールを決めて3-3とした。

しかし、その後は押し込みながらもゴールが遠いアーセナル。アディショナルタイムも6分ある中で、誰もが引き分けを覚悟した中でドラマが。97分、ラストプレーとなった中オレクサンドル・ジンチェンコのパスを受けたマルティン・ウーデゴールがダイレクトでクロス。これをデクラン・ライスがヘディングでねじ込み逆転に成功。土壇場のゴールで3-4と勝利したアーセナルは4連勝を飾ることとなった。

試合後、アルテタ監督は劇的な勝利に喜びを露わに。選手たちのメンタリティを称えた。

「特に最後は本当に楽しかった。サッカーの素晴らしいこと、感情、そして多くの人々と一緒に生きる瞬間。特別な夜だった」

「彼らが作り出した素晴らしい雰囲気、彼らのプレーのやり方、指導方法はルートンの功績であり、彼らは我々にとってとても難しかった。しかし、我々は勝利を見つけられた」

「チームが示した立ち直る力、キャラクター、クオリティ、そして我々がどれほどそれを望んでいたのか。とても素晴らしかった」

連戦が続く中で、劇的な勝利を収めたが、しっかりと試合の中で立ち直った選手たちを評価した。

「3日ごとにプレーし、全ての試合で勝たなければならないという要求がそこにはある。選手たちがどうプレーするか、そしてそれをどれだけ望んでいるかだ」

「ハーフタイムに話し合ったが、選手たちは我々がもっと改善しなければならないと考えており、とても喜んでやっている」

「ある瞬間は他の試合よりも良かったし、今日はいくつかの失点を喫してしまい、ガッカリすることになっただろうが、それも一部だ。それは起こり得ることだ。ただ、それにどう反応するか。それは素晴らしいものだった」

土壇場での勝利については、選手たちのメンタリティが重要だったと語るアルテタ監督。チャンスを早く生かすべきだったとしたが、努力が報われたと諦めない姿勢が呼び込んだものだとした。

「ドローではなく、勝ちたい。我々がピッチに注ぐその意欲、エネルギー、リスク、そして感情は、感じてもらえたはずだ」

「それまでにチャンスがあったので得点するべきだったが、それができなかった。最後まで頑張った結果、報われた」

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