新潟水俣病に心を寄せ続けてほしい…阿賀野患者会がカレンダー配布 新潟日報で連載・小原王明さんの写真など掲載

新潟水俣病阿賀野患者会が作製したカレンダー

 新潟水俣病阿賀野患者会(山﨑昭正会長)は、四季折々の阿賀野川の風景を収めた2024年版のカレンダーを作製した。新潟日報朝刊で月1回、「阿賀野川エレジー」を連載中の小原王明(こはらきみはる)さん(75)=新潟市東区=が撮影した写真5枚と患者の手記が掲載されている。100部を希望者に無料配布する。

 カレンダーは、阿賀野川の美しさを伝えることで、流域で発生した新潟水俣病に心を寄せてもらう狙いで、毎年作製している。

 今年は燃えるような朝焼けに染まる川や航空写真などを収録。患者会は「カレンダーを見て、生活の中で水俣病についても感じてほしい」としている。

 A3判。希望者は氏名、住所、年齢、電話番号を明記し、郵送かファクス、メールで申し込む。締め切りは12月20日。希望者が100人を超えた場合は抽選。郵送は〒950-0075、新潟市中央区沼垂東6の4の12、新潟水俣病阿賀野患者会。ファクスは025(248)8476。メールはagano_kanjakai@nifty.com

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