いわてマンガ大賞に「悪路王」 盛岡の為永江田さん

悪路王の表紙(県提供)

 岩手県は12日、第13回いわてマンガ大賞の受賞作を発表し、一般部門の大賞に盛岡市の為永江田(ためながえた)さん(ペンネーム)の「悪路王(あくろおう)」が輝いた。表彰式は16日に同市のプラザおでってで行う。

 大賞作品は、平安時代に蝦夷(えみし)のおさとして悪事を働いていた主人公の悪路王が死者の魂がいくとされる黄泉(よみ)から現世に復活するストーリー。黄泉で新たな国をつくるため、源義経と戦う。審査員からは「画面構成のクオリティーが高く、アクションシーンに躍動感がある」と評価された。

 今年は一般と1~4こま、イラスト部門に県内外のほか、中国やフランスなどから計256件の応募があった。悪路王は、県のマンガサイト「コミックいわてWEB」に掲載中。一般の優秀賞、1~4こまの最優秀賞と優秀賞の作品は2024年度に配信する。

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