成田空港で横行 「白タク」対策検討会議

成田空港で横行 「白タク」対策検討会議

 旅行客を許可なく自家用車に乗せて、有料で送迎するなどの違法な営業、いわゆる「白タク」行為の対策を検討する会議が、12月19日、千葉県成田市で開かれました。

 対策会議は2017年以降2回目の開催で、会場の成田国際空港警察署には関東運輸局や千葉県警、それに千葉県タクシー協会などの代表者が出席しました。

 会議は冒頭以外非公開で行われ、関東運輸局によると、関係機関同士の情報共有のほか、「白タク」を違反行為と認識していない訪日外国人への啓発活動を強化することなどが話し合われたということです。

 こうした中、成田空港第2ターミナルの一般車の乗降レーンなどでは、関東運輸局と県警の職員らあわせて30人が「白タクは危険です!」などと、英語や中国語で書かれたチラシを配り注意を呼びかけました。

 関東運輸局によると、中国人旅行者に加えて最近は欧米人の利用も増えているということです。

関東運輸局千葉運輸支局 柳瀬光輝 支局長
「白タクを利用して事故などがあった時に補償されないことも考えられるので、安全なタクシーを利用していただくように周知を図っていきたいと思う」

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