今季セルタ指揮官就任のベニテス監督がチーム降格圏で解任危機…年明けの結果次第で更迭へ

就任半年余りで窮地に立たされるベニテス監督[写真:Getty Images]

セルタのラファエル・ベニテス監督(63)が解任の危機を迎えている。スペイン『エスタディオ・デポルティボ』が報じている。

近年、プリメーラのボトムハーフが定位置で、たびたび残留争いのメインキャストにもなっているセルタ。シーズン中の監督交代が目立つクラブは、今シーズンから百戦錬磨のスペイン人指揮官を招へい。

ベニテス監督は21世紀初頭のバレンシアでラ・リーガ優勝2回、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)優勝1回を成し遂げ、リバプールでは2004-05シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)も制覇した名将だ。

近年は思うような戦績は残せていないが、セルタのクラブ規模を考えれば、救世主としての仕事ぶりも期待された。

しかし、蓋を開けてみれば、コパ・デル・レイでは格下相手の2連勝で3回戦進出を決めたものの、肝心のラ・リーガでは2勝7分け9敗の18位に低迷。

『エスタディオ・デポルティボ』によると、ベニテス監督はすでにクラブ内で求心力を失っているようで、ウィンターブレーク後の数試合の結果次第で解任の可能性が高まっているという。

現状では年明けのラ・リーガのリーガのレアル・ベティス戦、コパ・デル・レイのアモレビエタ戦が査定対象となり、仮に2試合で敗れるか、チームパフォーマンスに改善が見られない場合は更迭となる見込みだ。

また、後任に関してはセルタBを率いるクラウディオ・ヒラルデス監督(35)が有力視されている。

これまでのキャリアで数々の修羅場をくぐり抜けてきた経験豊富な指揮官は、今回の窮地を脱することはできるのか…。

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