ジエリンスキの来夏退団に現実味…ナポリ会長が“北上”を示唆「彼は太陽や海より霧に慣れている」

ジエリンスキのナポリ退団に現実味[写真:Getty Images]

ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が注目発言だ。

昨季王者らしからぬ戦いが続くナポリ。ルディ・ガルシア前監督を解任してワルテル・マッツァーリ監督が10年ぶりに再登板したが、攻守の安定感、常勝軍団を取り戻すには最終ラインの補強が必要…といった印象だ。

イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じたデ・ラウレンティス“名物”会長は、今季当初の監督人事に関して「ガルシアより先にチアゴ・モッタへ連絡した」「来て初日に適任ではないと感じた」などなど、チームを掌握できなかったガルシア前監督に対して言いたい放題。

その一方、「ディ・ロレンツォ(右サイドバック)のバックアッパーが欲しい。あとセンターバックも…そうだ。セントラルハーフも2人は獲る」「全体では少なくとも3選手を獲得するだろう」と、来年1月の補強方針についても隠さず披露する。

そんななか、今季限りとなっている契約の延長意志がないことが鮮明になりつつあるポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(29)にも言及。インテル&ユベントスが来夏のゼロ円獲得を目指している中盤の要に関し、“北上”を示唆した。

「彼は以前『ナポリに永遠に残りたい』なんて言っていたが、どのみちポーランド人だ。太陽や海より霧のほうに慣れているのだよ」

言うまでもなく、“太陽や海”は地中海に面したイタリア南部の温暖なナポリを指し、“霧”はイタリア北部の内陸に位置するミラノ(インテル)や寒冷なトリノ(ユベントス)を指すもの。ジエリンスキの退団が現実味を帯びていることが明白となった。

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