英資産家に株式譲渡決定も…元マンUのG・ネヴィル氏は古巣批判を止めず「2023年は最後まで不名誉な結果」「本当にひどいタイミング」

写真:G・ネヴィル氏が古巣のマンUを批判 ©Getty Images

元イングランド代表DFガリー・ネヴィル氏が、かつて自身が所属したマンチェスター・ユナイテッドを批判した。

マンチェスター・ユナイテッドは、イギリス人資産家で多国籍化学企業『INEOS(イネオス)』の会長を務めるサー・ジム・ラトクリフ氏が25パーセントを上限とする株式取得に合意したことをクラブ公式サイト上で発表した。『INEOS』はフットボール部門の管理責任を委譲される模様で、さらにクラブの将来に向けて約3億ドル(約427億円)の追加投資が予定されていることも併せて発表されている。

ラトクリフ氏によるクラブ株式取得を受け、G・ネヴィル氏は自身の公式X(旧ツイッター)を更新。長らくスポーツ面や経済面での停滞が見られる古巣を強い口調で非難した。

「2023年のマンチェスター・ユナイテッドは最後まで不名誉な結果となった。これは本当にひどいタイミングであり、機能している組織はそんなことを考えもしないだろう。とにかく、ジム・ラトクリフに幸あれ。何とかクラブを正しい方向に戻し、ピッチの内外で立派な存在に戻る方法を見つけてくれることを願っている(鬼とハートの絵文字)」

イギリスメディア『ミラー』によると、G・ネヴィル氏が批判しているのは、今回のクラブ株式取得のタイミングの悪さにあるという。クラブの買収にはプレミアリーグ側の承認が必要であり、承認には最大で約6週間ほどがかかる可能性もある。プレミアリーグの冬の移籍市場は2024年の現地時間1月1日午前0時から開かれるため、12月末のクラブ株式取得では冬の補強への資金投入が間に合わない可能性もある。

多くのマンチェスター・ユナイテッドファンはラトクリフ氏とクラブの契約成立を喜んでいるようだが、クラブOBのG・ネヴィル氏は怒りが収まらない模様だ。

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