バルセロナ、セルジ・ロベルトとマルコス・アロンソが今シーズン限りで退団か

写真:セルジ・ロベルトは減俸を受け入れ残留か ©Getty Images

バルセロナはすでに来シーズンに向けた計画を立てているが、資金面に余裕がないため、チームの構想から外れている何人かの選手の放出を検討している。そのグループの中には、ベテランのスペイン代表DFマルコス・アロンソやスペイン代表DFセルジ・ロベルトが含まれているという。スペインのウェブメディア『フットボール・エスパーニャ』が報じている。

32歳のマルコス・アロンソは2022年9月にバルセロナに加入し、2022-23シーズンはある程度の出場機会を得たものの、今シーズンは同じような貢献ができていない。直近の5試合はケガで欠場しているものの、それを差し引いても10月以降はわずか1試合しかプレーしておらず、ここまで公式戦通算7試合、299分間の出場のみ。シャビ監督からの評価は得られていない。

一方、31歳のセルジ・ロベルトはラ・リーガ第18節アルメリア戦で2ゴールを挙げて勝利に貢献したものの、それ以前の出場歴は7試合で300分間と、マルコス・アロンソと似たようなものだった。

両者は2024年6月30日でバルセロナとの契約が切れる。マルコス・アロンソは出場機会が不足している現状を踏まえて夏に移籍することを望んでいるが、セルジ・ロベルトは残留を希望しており、減俸を受け入れてでも契約を延長したい意向を示しているという。彼の年俸はバルセロナのベテラン選手の中では最も低いにもかかわらず、さらなるサラリーカットにも従うつもりのようだ。

シャビ監督はセルジ・ロベルトについて、特にピッチ外で発揮するリーダーシップの部分で高く評価しており、減俸を受け入れるのであればチームに残留させたいと願う可能性もあるが、クラブ側がどのような評価を下すかは分からない。

マルコス・アロンソについては昨夏にアトレティコ・マドリードが関心を示しており、来年夏にも再び獲得に乗り出す可能性がある。また、プレミアリーグのクラブに移籍するという選択肢もあるようだ。

いずれにしても、バルセロナは両者に対し、1月中にはクラブ側の決定を通知する予定だという。

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