元社員が自殺 遺族「安全配慮義務を怠った」 賠償求め会社を提訴【長野】

飯田市の精密機器メーカーに勤務していた男性が自殺した労働災害で26日、遺族がおよそ7000万円の損害賠償を求める裁判を起こしました。
訴えによりますと飯田市の精密機器メーカー多摩川精機の社員だった吉田午郎さん(当時34歳)は過重労働を強いられるなどして自殺に追い込まれたとされます。
去年10月、労災認定され遺族側は損害賠償と謝罪を求めましたが会社側が応じなかったため、提訴に踏み切りました。
遺族は安全配慮義務を怠ったとして会社側におよそ7000万円の損害賠償を求めています。
多摩川精機は「訴状が届いていないためコメントは控える」としています。

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