サー・ジム・ラトクリフ氏が「マンチェスター・ユナイテッドに成功をもたらすには時間と忍耐を要する」と語った。イギリス『BBC』が報じている。
多国籍化学企業『INEOS（イネオス）』の会長を務めるラトクリフ氏は、マンチェスター・ユナイテッドの株式を最大25パーセントまで取得することで合意した。今後、ラトクリフ氏率いる『INEOS』が同クラブのフットボール部門を運営する。
ラトクリフ氏はサポーターに向けてこう語った。
「クラブが享受してきた商業的成功を補完するために、ピッチ上における成功をもたらすことができると信じている。そのためには、厳しさと最も高いレベルの管理とともに、時間と忍耐を要する」
「サポーターは野心的であり、それは私たちも同じです。スポーツにおいて保証というものはなく、変化には時間を要するものだが、私たちは長期的な視野で取り組む。このクラブをイングランド、欧州、そして世界の頂点という、クラブがアルべき場所へと戻す手助けをしたい。私はその責任を真剣に受け止めている」
プレミアリーグによる承認も含め、今回の株式取得の取引が承認されるまで6週間から8週間かかる。ラトクリフ氏は「取引が承認されるまでクラブの件を公に話すことはない」と語った。
日本時間12月27日に行われたアストンヴィラとの試合前、エリック・テン・ハフ監督はラトクリフ氏による株式取得についてこう語った。
「彼らと一緒に仕事ができることを楽しみにしている。彼らと我々はお互いに一緒に働きたいと思っている。ユナイテッドにとって非常に有益なことだ」
