ポステコグルー監督が冬の移籍市場について語る「魔法のようなことは起こらない」

写真:トッテナムを率いるポステコグルー監督

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が1月の移籍市場について語った。イギリス『BBC』電子版が報じている。トッテナムでの2回目の移籍市場でチームの課題はすぐに解決しないと考えているようだ。

12月28日に行われたブライトンとのアウェーマッチで2-4と敗れ、現在トッテナムは5位に位置している。シーズン序盤戦は快進撃を続け、プレミアリーグ10節終了時点で首位に立っていたが、負傷者の続出などの影響で順位を後退させている。

とりわけ、主力に相次ぐ離脱者が出ており、クリスティアン・ロメロ、ミッキー・ファン・デ・フェン、ジェイムズ・マディソン、イヴァン・ペリシッチ、マノル・ソロモン、ロドリゴ・ベンタンクール、ライアン・セセニョンが故障者リストに入っている。そして、次節ボーンマス戦ではデヤン・クルセフスキが累積警告で出場停止となる。

離脱者の多いトッテナムだが、ポステコグルー監督は冬の補強について明言をせず以下のように語った。

「1月に魔法のようなことは起こらないだろう。私たちがしなければならないのは、ただチームを構築し続けることだ」

「このチームには状況を好転させ、プレースタイルを変更するための移籍市場が1回あった。私たちが今の立場にいるという事実は、すべての課題を乗り越えてきた選手たちのおかげだ」

来年1月にアフリカネイションズカップとアジアカップが開催される。トッテナムからは、キャプテンのソン・フンミンが韓国代表に招集され、アジアカップに参加。そしてアフリカネイションズカップには、パぺ・サールがセネガル代表に選出された。マリ代表は招集メンバーを未だ発表していないが、イヴ・ビスマの参加も濃厚だ。多くのケガ人に続け、このタイミングでチームの主力の3人を失うことになる。

「これまでに直面したあらゆる課題に対して、私たちはただ前進し続けてきた。1月に何ができるか考えるが、最終的な目標は自分たちが望む場所に到達できるチームを構築することだ」

「我々のプレースタイルは、他のクラブのスタイルよりもかなりの肉体的負担を伴う。それを維持するためには、強力なスカッドを用意する必要があるが、現時点では程遠い状況だ。当然のことだが、これまで(トッテナムでの)移籍市場は1回しか経験していない。私たちはまだスタート地点に立ったばかりだ。その中で競争し、目標に向けて前進し続ける必要がある」

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