元イングランド代表FW、アーセナルにソランケの獲得を進言

写真:今季ここまでリーグ戦で12ゴールを挙げているソランケ

元イングランド代表FWのクリス・サットン氏が、アーセナルに対してボーンマスに所属するイングランド人FWドミニク・ソランケの獲得を進言した。イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。

アーセナルは1月の移籍市場でストライカーの獲得を目指しているとされており、ナポリに所属するナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンやブレントフォードのイングランド代表FWイヴァン・トニーの名前が取り沙汰されている。

最近ではソランケの名前も取り沙汰されているが、サットン氏はイギリス『BBC』のインタビューにおいて、ソランケの獲得が理にかなっていると語ったという。

「ミケル・アルテタ監督が1月にもう1人のストライカーを獲得する必要性があることは、すでに多く語られていることだ。ブレントフォードのイヴァン・トニーについては以前から噂されているが、出場停止のため数カ月間プレーしていない。トレーニングはしているだろうが、試合感覚がどれだけ取り戻せるのかは不透明だ」

「アーセナルはタイトル獲得を目指しているのだから、誰かが復調するのを待っている時間的余裕はない。獲得候補の名前を見比べる限り、ボーンマスのドミニク・ソランケを最有力候補にしたほうがいいだろう」

懸念があるとすれば、ソランケの獲得にはそれなりの資金が必要になる点だ。アーセナルは夏の移籍マーケットでイングランド代表MFデクラン・ライスを1億ポンド(約179億6650万円)以上で獲得するなど、多額の資金を費やしたため、冬のマーケットでは多くの金額を捻出することはできない。

一方で、ソランケとボーンマスとの契約は2027年6月30日までとなっているため、獲得する場合には相当額の移籍金が必要になる。また、ボーンマスのオーナーを務めるビル・フォーリー氏は「ドアは閉まり、ボルトで締められている」と語っており、ソランケ放出の可能性を否定している。

今シーズンのプレミアリーグで12ゴールを挙げるなど、点取り屋としての才覚を発揮しているソランケの去就はどうなるだろうか。

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