2024年最初のパワーランキング 現時点のメジャー最強はブレーブス

日本時間1月2日、MLB公式サイトは2024年最初のパワーランキングを発表した。30チームの順位は同サイトの11人の記者の投票によって決められており、投票に参加したうえで記事執筆を担当したウィル・レイッチ記者は「ドジャースが大谷翔平、山本由伸、タイラー・グラスノーを獲得したからといって1位になるわけではない」と記している。オフシーズンはまだ半ばだが、現時点の「メジャー最強チーム」にはブレーブスが選出された。

今オフのブレーブスは細かなトレードを繰り返しているものの、目立った補強はレッドソックスからクリス・セール、マリナーズからジャレッド・ケルニックを獲得したくらい。それでも2023年シーズンに両リーグ最多の104勝をマークしたチームが「メジャー最強」という評価に変わりはなかった。打線にはMVPに輝いたロナルド・アクーニャJr.を筆頭に、オースティン・ライリー、マット・オルソン、オジー・オルビーズなど強打者がズラリ。奪三振王のスペンサー・ストライダーに加え、昨季は故障でフル稼働できなかったエース左腕のマックス・フリードも戻ってくる。投打とも大きな穴はなく、「メジャー最強」は決して過大評価ではないだろう。

今オフの大型補強によって大幅な戦力アップに成功し、最強チームとなった感もあるドジャースだが、最初のパワーランキングでは2位にとどまった。打線の破壊力でブレーブスに見劣りするのに加え、確実に計算できる先発投手が不在であることが大きく響いたとみられる。大谷は右ひじの手術で投げられず、山本はまだメジャーのマウンドで1球も投げていない。グラスノーは自己最多が120イニングという「ガラスの右腕」であり、ウォーカー・ビューラーは2度目のトミー・ジョン手術明けだ。ド派手な補強のインパクトは強いものの、それがどれだけの効果を示すかはシーズンが始まってみないとわからない。

MLB公式サイトが発表した2024年最初のパワーランキングの順位は以下の通り。

1 ブレーブス
2 ドジャース
3 レンジャーズ
4 オリオールズ
5 フィリーズ
6 アストロズ
7 レイズ
8 ヤンキース
9 ダイヤモンドバックス
10 ブルージェイズ

11 マリナーズ
12 メッツ
13 カブス
14 ブリュワーズ
15 レッズ
16 パドレス
17 ツインズ
18 カージナルス
19 レッドソックス
20 タイガース

21 マーリンズ
22 ジャイアンツ
23 ガーディアンズ
24 エンゼルス
25 ロイヤルズ
26 パイレーツ
27 ホワイトソックス
28 ナショナルズ
29 ロッキーズ
30 アスレチックス

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