ロッキーズが戦力補強 右腕ハドソンと捕手ストーリングスを獲得

ここまで比較的静かなオフシーズンを過ごしていたロッキーズが戦力補強に動いた。日本時間1月6日、ロッキーズはカージナルスからノンテンダーFAとなっていたダコタ・ハドソンとマーリンズからノンテンダーFAとなっていたジェイコブ・ストーリングスを獲得したことを発表。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ハドソンは年俸150万ドルの1年契約、ストーリングスは2025年の相互オプションが付属した1年200万ドルの契約だという。

現在29歳のハドソンはシンカーを武器とするゴロ系投手。メジャー2年目の2019年に16勝をマークした実績があり、昨季は18試合(うち12先発)に登板して6勝3敗、1ホールド、防御率4.98を記録した。打たせて取るタイプのため、通算奪三振率は6.02とかなり低く、通算与四球率4.11と制球力も今一つ。1年150万ドルの契約だが、成績に応じて最大150万ドルの出来高が設けられているようだ。

現在34歳のストーリングスはパイレーツ時代の2021年にゴールドグラブ賞を受賞した実績を持つベテラン捕手。2022年からマーリンズでプレーしており、昨季は89試合に出場して打率.191、3本塁打、20打点、OPS.564に終わった。今季の年俸は150万ドルだが、2025年の契約が相互オプション(バイアウト50万ドル)となっており、ストーリングスには200万ドルが保証されている。

ロッキーズはヘルマン・マルケスとアントニオ・センザテラがトミー・ジョン手術で離脱しているため、先発ローテーションはカイル・フリーランド、オースティン・ゴンバー、新戦力カル・クアントリルの3枠しか埋まっていない状況。ハドソンには「4人目の先発投手」として期待がかかる。一方、ストーリングスは正捕手エリアス・ディアスを支える2番手捕手の役割を担う。初出場したオールスター・ゲームでMVPに選出されるなど充実の1年を過ごしたディアスは昨季、球団史上最多となる126試合でマスクを被った。ディアスとストーリングスを併用することでディアスの負担を軽減したいと考えているようだ。

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