エンゼルスなど3チームがマイケル・A・テイラーに興味 米報道

米メディア「FanSided」のロバート・マレー記者によると、ツインズからFAとなった好守のマイケル・A・テイラーに対し、エンゼルス、パドレス、パイレーツの3チームが興味を示しているようだ。エンゼルスはレッドソックスからFAとなったアダム・デュバルにも興味を示しているという。左翼テイラー・ウォード、中堅マイク・トラウト、右翼ミッキー・モニアックの布陣が予想されるエンゼルスだが、課題の投手補強と並行して外野手補強の可能性を探っているとみられる。

現在30歳のテイラーはロイヤルズ時代の2021年にゴールドグラブ賞を受賞した経験もある守備の名手。粗削りながらパワーとスピードを兼ね備えた選手であり、昨季はツインズで129試合に出場して打率.220、21本塁打、51打点、13盗塁、OPS.720を記録した。センターの守備では+12以上の守備防御点をマークしたシーズンが4度あり、昨季も+5を記録。スタットキャストが算出する守備指標OAAでも2016年以降8年連続でプラスの数字を叩き出している。

現在35歳のデュバルは2021年にナ・リーグ打点王(113打点)に輝いた実績があり、30本塁打以上のシーズンも3度。昨季はレッドソックスで92試合に出場し、打率.247、21本塁打、58打点、4盗塁、OPS.834をマークした。近年はやや衰えが目立ち始めているものの、もともとは守備も上手い選手であり、2021年にはゴールドグラブ賞を受賞。肩も強く、レッズ時代の2017年には自己最多の15補殺を記録した。

エンゼルスがテイラーやデュバルをどのように起用しようと考えているのかは定かではないが、トラウトの故障、ウォードやモニアックの不振に備え、実績のある外野手をもう1人獲得したいと考えているのだとみられる。すでにケビン・キアマイアーとハリソン・ベイダーが市場から消え、好守の中堅手は貴重な存在となっており、中堅手の補強を必要としているチームはテイラーをめぐって争奪戦を繰り広げることになるだろう。

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