栃木県立高校全日制の倍率1.07倍 第2回進路調査

 栃木県教育委員会は9日、今年(2024年)3月に卒業を予定している中学生を対象にした、今年度(2023年度)最後となる2回目の進路希望調査の結果を発表し、県立高校全日制の倍率は1.07倍になりました。

 今年3月に中学校などを卒業する予定の生徒は、去年(2023年)12月1日の時点で1万7238人で、前の年の同じ時期より367人減りました。このうち、高校などに進学を希望している人は1万7003人、率にして98.6%でした。就職を希望している人は46人で0.3%でした。

 県立高校全日制の募集定員は1万1075人で、これに対する進学希望者は1万1,887人と全体の倍率は1.07倍となっています。特に倍率が高い高校を見てみますと、2倍を超えたのは2つの高校の2つの学科で宇都宮白楊の食品科学科が2.18倍で最も高く、次いで宇都宮中央の普通科が2.15倍でした。

 一方、定員に満たないのは、35校、59科ありました。再編計画で廃止の方針から一転、存続となった真岡北陵の介護福祉科は0.5倍、県内随一の進学実績がある男子校の宇都宮高校普通科は1.31倍でした。

 願書の提出期間は、特色選抜が1月30日から31日、一般選抜が2月19日から20日になっています。一般選抜の学力検査は3月6日で合格発表は3月12日の予定です。

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