「三陸に福を」木彫り竜がお目見え 三陸鉄道宮古駅の待合室

待合室に設置された木彫り竜

 岩手県宮古市の三陸鉄道宮古駅待合室に15日、辰(たつ)年にちなんだ木彫り竜がお目見えし、存在感が利用客の目を引いた。年末まで飾る。

 魔よけにも使われるエンジュの木を彫った縁起物で長さ約1メートル。盛岡市上田堤の木彫作家植野義水さん(80)が「三陸に福を招いて」と贈った。

 震災前からネコやクマなど動物像を寄贈し、応援を続ける植野さん。経営環境は厳しくとも「期待に応えなければ」とスタッフ一同、沸き立つ使命。

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