老人ホーム入所者の薬物中毒死事件、殺人罪で元職員(41)を追起訴 女性(当時77歳)に向精神薬飲ませ殺害か 女性の通帳使い現金盗んだ罪でも起訴、盗みの発覚恐れ殺害の可能性も 地検は被告の認否明らかにせず 【長野】

長野県塩尻市の老人ホームで入所者が薬物中毒で死亡した事件で、長野地方検察庁松本支部は元老人ホーム職員の男を殺人の罪で追起訴しました。

追起訴されたのは、下諏訪町の無職・望月大輔被告(41)です。
起訴状などによりますと望月被告は2022年5月、勤務していた塩尻市の老人ホームで入居者の前田裕子さん(当時77歳)に向精神薬を飲ませ、薬物中毒により殺害したとされます。
望月被告は2022年3月、不正に入手した前田さんの通帳を使い、現金7万円を引き出して盗んだ罪などでも起訴されています。
捜査関係者によりますと、盗みの発覚を恐れて殺害した可能性なども含め慎重に調べています。
地検松本支部は、刑事責任能力の有無を調べる「鑑定留置」を9日まで実施していました。望月被告の認否については明らかにしていません。

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