長期離脱続くスモーリングが自身の現状を報告…退団希望や治療法指示の噂を否定

長期離脱続くスモーリング[写真:Getty Images]

ローマの元イングランド代表DFクリス・スモーリングが、昨年9月から続く自身の負傷に関して声明を発表した。

2019年の加入以降、ローマのディフェンスラインの主軸として活躍を続けるスモーリング。今シーズンは開幕からセリエA3試合連続で先発出場していたが、プレシーズンの初期段階から抱えていた慢性腱損傷の問題によって昨年9月初旬から長期離脱を強いられている。

そういったなか、ここ数週間では同選手が移籍を要求し、ジョゼ・モウリーニョ監督の下でのプレーを拒否したのではないかという噂が浮上。また、一向に復帰の目途が立たないことに関して、モウリーニョ監督は記者会見の場で同選手がピッチに戻ることを躊躇していると批判を行っていた。

そのポルトガル人指揮官の電撃解任とクラブに激震が走ったなか、34歳のベテランDFは自身のインスタグラムのストーリーを通じて、ロマニスタに対する説明を行った。

「2019年にローマと契約して以来、クラブに対する僕のコミットメントと忠誠心は一度も揺るがなかった。ローマに足を踏み入れた瞬間、すぐに自分の家にいるように感じた。ローマは僕の故郷であり、ASローマのファンと築いてきた関係は僕にとってとても大切にしているものだ」

「そのため、ここ数カ月間に広まった噂のいくつかに対処するためここで説明することを決めた」

「まずはっきりさせておきたいのは、僕はこの偉大なクラブを離れることを望んだことは一度もないし、考えたことさえないということ」

「率直に言うと、ここ数カ月は自分のキャリアの中で最もフラストレーションの溜まるものだった。このゲームや人生には、僕らがコントロールできることもあれば、まったくコントロールできないこともある。このケガは僕らがコントロールできない類のものだった」

「治療室で日々を過ごしたいフットボーラーはいないし、チームメイトと離れて過ごすこの期間は、挫折に次ぐ挫折を伴いながら、僕にとって試練だった。僕はチームメイトのニーズを最優先にしてきたし、これからもそうするつもりだけど、医療チームにとっての絶対的な優先事項は、僕が今シーズンの後半と今後のシーズンで重要な役割を果たせることを保証することだ」

「専門家のみの指導の下、僕は短期でも長期でもあらゆる解決策を受け入れるつもりであり、僕自身が治療計画を指示したという噂はすべて誤りだ。手術については、僕が関わったどの専門医も提案する選択肢ではなかった。自分の回復計画を導く専門知識を信頼する必要があるけど、一般の考えに反して鎮痛剤も含まれている。実際、それらはよくあることだ」

「絶対的な優先事項は、今後何年もASローマで最高レベルでプレーできることを保証することだ」

「僕が最高の状態を取り戻すために取り組んでいるこの期間において、みなさんの忍耐と忠誠心にとても感謝しています。近いうちにみなさんにお会いできるのを楽しみにしています」

「さらに、この機会を利用して、ジョゼ(・モウリーニョ)と彼のチームの過去3シーズンにわたるサポーターに感謝し、ダニエレ(・デ・ロッシ)をクラブに正式に歓迎したいと思います。フォルツァローマ」

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