「再生」歌で届ける 盛岡の坂上詩さん、闘病経て6年ぶりライブ

「歌ってみて、どう変わっているか自分が一番感じたい」と語る坂上詩さん

 盛岡市のシンガー・ソングライター坂上詩(うた)さんは21日、同市中ノ橋通の盛岡バスセンター内Cafe Bar West38で「WAKE UP LIVE」を開く。闘病を経た6年ぶりのステージを「再生」ライブと位置づけ、「今」への思いを歌に込める。

 メインはピアノの弾き語り。ベースの下田耕平さん(盛岡市)を助っ人に迎える。病床で書いた詩に曲をつけた「い・き・よ」、19歳の時に初めて作詞作曲し、第5回ヤマハポピュラーソングコンテスト東北大会でグランプリを受賞した「つくりあげよう私の世界を」など12曲を届ける予定だ。

 6年前の春、病にかかり入院。主治医が奇跡だというほどの回復を遂げたものの、ライブはもうできないと思っていた。しかし、旧知の同店マスター照井顕さんの「やればいい」という一言が背中を押した。再び自らの言葉、音と向き合い、ステージに立つことを決めた。

 午後2時開演。千円。1オーダー制。問い合わせは坂上さん(メールutajazz_morioka@hotmail.com)へ。

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