石川、富山両県の道の駅の商品販売 道の駅みえ、被災地支援へ特設コーナー【大分県】

能登半島地震で被害を受けた石川、富山両県の道の駅を支援する特設コーナー=豊後大野市三重町宮野の道の駅みえ
地元で親しまれる銘菓なども販売

 【豊後大野】能登半島地震で被害を受けた地域を応援しようと、豊後大野市三重町宮野の道の駅みえ(後藤節子駅長)は石川、富山両県の道の駅から菓子やビールなどを取り寄せ、販売している。

 後藤駅長によると、地震で被害を受けた両県では多くの道の駅が営業不能に。開けてもほとんど来客がないため、賞味期限が短い商品は返品や廃棄せざるを得なくなっているという。

 道の駅みえの取り組みは同業者や地域の生産者らを支援し、復興につなげてもらうのが目的。まずは連絡が取れた道の駅のと千里浜(ちりはま)(石川県羽咋市)、雨晴(あまはらし)(富山県高岡市)から賞味期限が近い品を送ってもらい、特設コーナーに並べている。

 商品は世界五大ビール審査会の一つ「インターナショナル・ビアカップ2023」で金賞を受賞したクラフトビール、地元で親しまれる銘菓、富山湾の白エビを使ったスナック菓子、富山ブラックラーメン―など16点。

 後藤駅長(58)は「被災地でつくられたものを食べることで支援につなげたい。珍しい商品も多いので、ぜひ買ってほしい」と呼びかけている。

 問い合わせは道の駅みえ(0974.24.0010)。

© 有限会社大分合同新聞社