世界遺産彩る夜桜 日本一早い春 花見客、幻想的空間を楽しむ 沖縄・今帰仁村と本部町で祭り開幕

鮮やかにライトアップされた桜を楽しむ来場者=20日、今帰仁城跡(名護大輝撮影)

 沖縄県本部町の八重岳と今帰仁村の世界遺産・今帰仁城跡で20日、日本一早い春の訪れを告げる桜祭りが始まり、多くの花見客でにぎわった。(23日付地域面で写真特集)

 「第17回今帰仁グスク桜まつり」は、同日夜から桜と城壁がライトアップされた。県内外から訪れた花見客が幻想的な城内を散歩し、撮影を楽しんでいた。久田浩也今帰仁村長は「夜桜と城壁が織り成す空間を、ぜひ味わって」とPRした。祭りは28日まで。照明演出は午後6~9時。

 「第46回もとぶ八重岳桜まつり」の会場・桜の森公園ではこの日、多彩なライブイベントが開かれた。21日は本部町渡久地区の旗頭や伝統芸能の他、空手演武、石くびり大会などがある。平良武康町長は「一足早い春を満喫してほしい」と来場を呼びかけた。祭りは2月4日まで。(北部報道部・下地広也)

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