元ガンバ大阪の武井氏 母校・國學院栃木高校の監督就任 元プロ選手が県内高校で指揮を取るのは初

 國學院栃木高校サッカー部の新しい監督にJ1ガンバ大阪などで活躍したOBの武井択也さんが就任することが決まり、22日に発表されました。J1でプレーした元プロが栃木県内の高校で指揮を取るのはこれが初めてになります。

 武井さんは、栃木市出身の37歳。母校で監督を務めることが決まり、学校のすべての教員を前に就任のあいさつをしました。

 武井さんは、國學院栃木高校サッカー部を経て茨城県の流通経済大学に進学。当時は無名だったものの、ボランチとして徐々に頭角を現すと大学の日本代表に選ばれるなど世代屈指のプレイヤーに成長し、2008年にJ1ガンバ大阪に入団しました。

 ここで6シーズンプレーした後は、ベガルタ仙台、松本山雅と渡り歩きJ1、J2のリーグを通算で151試合出場。2017年に現役を引退後は、現役選手の代理人として契約に携わる傍ら、県内でサッカースクールを開いて後進の指導にも力を入れています。

 一方、國學院栃木は冬の全国高校サッカー選手権に2度出場していて1997年度の76回大会が最後となっています。今年度(2023年度)の選手権県予選では、伝統のつなぐサッカーで準優勝と、あと一歩のところまで来ましたが、さらに良い方向に進めたいと選手としての実績十分な武井さんに、古豪復活の使命を託すことにしました。

 栃木県サッカー協会によりますと、J1でプレーした元選手が県内の学校で指揮を取るのはこれが初めてになるということです。

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