新型コロナ・インフルエンザ 栃木県内でいずれも拡大傾向

 新型コロナウイルスとインフルエンザのこの1週間の感染状況です。いずれも感染が広がっています。

 新型コロナウイルスの1月15日から21日までの1週間に報告された感染者の数は1265人でした。1つの医療機関あたりでは16.64人と、8週連続で増加しています。

 また、25日に発表されたゲノム解析による変異株の12月の発生状況で、新たな変異ウイルス「JN.1」が県内でも初めて確認されたことが分かりました。「JN.1」は感染力が強いとされ、今後感染者が増える可能性があります。

 クラスターは医療機関で5件、高齢者施設で10件、障がい者施設で4件確認されました。

 インフルエンザは、1月15日から21日までの1週間に報告された感染者の数は1388人で、1つの医療機関あたり18.26人と2週連続で増加しています。県の北部が依然、警報レベルです。

 風邪の一つ、咽頭結膜熱は1週間に報告された感染者の数が37人で、1つの医療機関あたりでは0.77人と1を割り込み落ち着きを見せてきましたが、宇都宮市は警報レベルになっています。

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