オリオン通りの治安向上へ「対策会議」 オープンカフェの更新手続きの厳格化など検討

 栃木県内一の繁華街・宇都宮市中心部のオリオン通りの治安を考える対策会議の2回目の会合が、30日に開かれました。

 オリオン通りは、このところ夜間営業の飲食店やガールズバーなどが増え、多くの人でにぎわっている一方、トラブルや犯罪も増加傾向にあるといいます。

 対策会議やオリオン通りの関係団体などは、去年(2023年)11月に合同パトロールを実施したほか、12月には民間の警備会社による巡回警備を行うなど、治安の向上に向けた取り組みを進めています。

 会議では、懇親会など人の流れが増える春と秋の年2回、合同パトロールを実施することや、治安の悪化が心配される釜川沿いの「一ツ橋公衆トイレ」の周辺を含む場所に複数の防犯カメラを増やす案が示されました。

 また、オリオン通りでは、街なかのにぎわい創出のため、道路にテーブルやイスなどを置くことができるオープンカフェを導入しています。

 しかし、許可条件に違反して午前0時以降もオープンカフェの形態を続けるルールを無視した店舗も出ているといいます。

 これまで「まちづくり推進機構」などが中心となって出店者の審査などを進めてきた事業ですが、会議では今後、全体説明会を開催するなど更新の手続きを見直す案が出されました。

 全体説明会については2月中旬にも開催したいとしていますが、関係者の意見を聞きながら今後、検討していく方針です。

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