不正支出は26億円超か…業務上横領の疑いで「ヤマウラ」元社員と息子を逮捕【長野】

会社の調査で発覚している不正な支出は、26億円を超えています。駒ケ根市に本社を置く建設会社「ヤマウラ」の元社員とその息子が、子会社の預金を横領した疑いで、逮捕されました。

高級ブランドの上着を羽織って捜査員に連行される男…。業務上横領の疑いで逮捕されたのは、長野市の会社役員の男(35)と…父親で「ヤマウラ」元社員で安曇野市の無職の男(63)。
警察によりますと2人は親子で、去年2月下旬、父親(63)がヤマウラの子会社・「ヤマウラ企画開発」の預金3億6000万円を、息子がが社長を務める上伊那郡内のレンタル・リース会社の口座に振り込んだ疑いです。
父親はヤマウラ企画開発の経理業務を担当していました。

■記者
「男がいま警察署の中に入っていきます」

捜査関係者などによりますと、息子は長野市の分譲マンションの高層階に住んでいました。
金回りが良かったのでしょうか…。

「捜査員がマンションから出てきました」

息子は、横領した金を飲食代やブランド品購入費のクレジットカードの支払いなどに充てていたとみられています。
ヤマウラの第三者委員会によりますと、不正な支出は26億円を越えるとされ、警察は余罪があるとみて捜査しています。認否は明らかにしていません。

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