大阪パンクロックシーンの雄、BURLの4年半ぶりフルアルバム『COUNTER ATTACK』3月13日発売&レコ初ツアー開催決定!

大阪パンクロックシーンの雄、BURLが4年半ぶりとなるフルアルバム『COUNTER ATTACK』を3月13日(水)にPIZZA OF DEATH RECORDSよりリリースする。 BURLは、1998年にVo&GuのTAKA(ex.RAZORS EDGE)を中心に結成。2016年に現メンバーでの体制となり、これまでに3枚のフルアルバムをリリース。不定期ながらもコンスタントに自主企画を開催。結成25周年を迎えて今もなお加速し続けるその姿勢は、大阪パンクロックシーンを語る上では外すことのできない存在だ。 前作『JUST PUNK,GO!!』はライブ定番曲と新曲から構成され、そのタイミングにおけるBURLの集大成であり現在地点をパッケージしたモノであったが、そこから約4年半を経て完成した新作は、彼らの真髄であるパンクロックやロックンロールの幹がより太くなったことを知らしめる曲が並び、握りしめた拳を突き上げ続けたくなること必至な会心の内容となっている。

まず、全体を通して溢れ出るエネルギーが凄まじい。いきなりド頭から約1分のショートチューンの3連打。聴く者すべてのケツを蹴り上げ、パンクロックのマスターピース「電撃バップ」のように挑発的な「Kick Up」、つまらないヤツらは蹴散らして我道を行こうぜと焚きつける「GO!!」、そそるリフから一気に疾走し、自らの存在証明を高らかに歌い叫ぶ「BURL」と並んでいるのだが、特に「Go!!」の爆発力が秀逸。ネット上にはびこるどうしようもない意見は真っ向から否定して好きなことにそのまま突き進めと自らを鼓舞する力強さ、各楽器がギリギリまでせめぎ合うテンション感があり、聴けば聴くほど熱くなる。 もちろん、彼らはただただ剛速球を投げ続けるバンドではない。グッドメロディとシンガロングのマッチングが素晴らしい「Reach For The Moon」、音楽的原体験を元にした“心配するな”というメッセージと軽快なスカアレンジで彩られた「Everything's Gonna Be Alright」、血肉としてきたロックンロールへの敬意を払うリフと掛け合いのボーカルが印象的な「Turn It Up」といった曲も収録されている。 そして、「Pray For Peace」や「Against War」のように戦争には“NO”を突きつけ平和を願うのはパンクバンドとして、今の時代を生きる者としての矜持。そこもやはり彼らはブレることがない。「Against War」は軽快なサウンドアプローチであるが、終盤の熱のこもったコーラスと歌声は特に沁みるはずだ。 また、彼らはこれまで数々のカバー曲を発表しているが、今回セレクトしたのはTHUMBの「I WANNA KEEP MY HEAD UP」。その理由は何なのか、近いうちに彼らの口からきっと語られることだろう。 とにかく、隅から隅まで芯が通ったバンドだからこそ、常にパンクロックの火を燃やし続けているからこその新作。CDとしてはレーベル直販という形式になるが、ぜひ直接手に取っていただきたい一枚だ。

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