LRT・ライトラインの西側延伸計画 反対団体が宇都宮市議会に予算案の否決求める陳情書提出

 宇都宮市と芳賀町を結ぶLRT・ライトラインを市内の中心部である西側に延伸させる計画について、反対する団体が21日に宇都宮市で会見を開きました。

 その中で、延伸のための調査と検討に関わる市の新年度(2024年度)の予算案について否決を求める考えを述べました。

 会見を開いたのは、「宇都宮市のLRTに反対し公共交通を考える会」の代表者たち3人です。

 現在LRTは、JR宇都宮駅より東側の方向で運行されていますが、宇都宮市は今後、市内の中心部である西側の方向へ約5キロにわたって延伸させることを計画しています。

 市は、新年度の当初予算案で西側へのLRT整備に向けた調査と検討のために5億1千万円余りを計上しました。

 これ対し反対する団体は15日、市議会の議長にあててこの施策に対する予算案に否決を求める陳情書を提出しました。

 陳情書では、現在片側3車線の駅前大通りにLRTが整備され車道が1車線になると、中心市街地の交通が破綻することなどを訴えたほか、駅の東西を結ぶ路線バス用のトンネルを整備することなどを求めています。

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