新鮮な佐伯産の魚をPR、文理大付属高生が動画作成 イオン九州と協力、9店舗で放映【大分県】

佐伯産の魚をPRする動画を作ったソーシャルコミュニケーションコースの生徒たち=佐伯市の日本文理大付属高

 【佐伯】佐伯市の日本文理大付属高ソーシャルコミュニケーションコースの2年生が、イオン九州(福岡市)と協力して佐伯産の魚をPRする動画を作った。「イオンに新鮮な魚が届くまで」「佐伯の魚でおすすめの料理3選」の2本(いずれも30秒)。2月末まで県内のイオン、マックスバリュ9店舗で放映されている。

 昨年6月、神田優菜さん(17)、山村真央さん(17)がマックスバリュ佐伯駅前店(佐伯市)で職場体験をしたことがきっかけ。成果発表の場で「佐伯をPRする活動につなげたい」と希望し、動画を制作することになった。

 PRテーマを「魚」に絞り、夏休みを利用して県漁協鶴見支店(同市)やイオンパークプレイス大分店(大分市)などを取材。2人は主に動画編集を担い、9月以降はクラスメートの協力で追加取材や同校での調理の様子などを映像に収めた。膨大なデータからより抜き、試行錯誤を繰り返しながら1月中旬に完成させた。

 届くまで編はバイヤーによる選別や店舗での調理など佐伯産アジが店頭に並ぶまでを、料理編はアジの唐揚げ、カマスのかば焼き、上浦の郷土料理「さつま」の調理手順を生徒たちの映像と共に紹介している。

 仲間と一緒に苦労を重ねて仕上げた力作。2人は「どうすれば見やすくなるか、魅力を伝えられるか工夫し、表現するところが難しかった。分かりやすく30秒にまとめるのはきつかったけど、満足できる出来。ぜひ見てほしい」と話した。

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