パドレス・ダルビッシュ 目標は「韓国までに準備を整えること」

日本時間2月24日、ダルビッシュ有(パドレス)は実戦形式の打撃練習で登板し、32球を投げた。マイク・シルト監督によると、当初はドジャースとのオープン戦に登板させる予定だったが、よりコントロールされた環境下で調整させるために予定を変更したようだ。指揮官は「彼はトップレベルで戦うために何をすべきかを知っている」と37歳のベテラン右腕に全幅の信頼を置く。一方、ダルビッシュは今春の目標について「韓国開幕戦までに準備を整えることを目指している」と語った。

1年前の春、ダルビッシュはワールド・ベースボール・クラシックの侍ジャパンのキャンプを優先したため、パドレスに合流したのは大会終了後だった。大会でのリリーフ登板など、不規則な調整となったため、先発ローテーションの最後尾で開幕を迎え、その後もなかなか調子が上がらず、24先発で8勝10敗、防御率4.56と不本意な1年に。8月下旬には右ひじのストレス反応で戦列を離れ、そのままシーズンを終えた。

10月から11月にかけて右ひじを休ませたことで、ダルビッシュは健康な状態でスプリング・トレーニングを迎えており、例年通りのペースで調整を進めている。実戦形式の打撃練習で32球を投げたことについて「予定より多くなった。最初は思うように投げられなかった」と語ったダルビッシュだが、「徐々によくなっていき、最後には思い通りに投げられた。それはポジティブに捉えている」と手応えを掴んだようだ。

今季のパドレスはジョー・マスグローブとダルビッシュの2人が先発ローテーションの柱となる。日本時間2月23日に行われたオープン戦の初日にマスグローブが先発し、翌日にダルビッシュの登板が予定されていたことを考えると、ダルビッシュは韓国での開幕シリーズの第2戦での先発が有力だ。山本由伸(ドジャース)との投げ合いが実現する可能性もあり、打者・大谷翔平との対戦も注目を集めるだろう。あと4勝に迫っている日米通算200勝の達成にも期待がかかる。

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