県立美術館(大分市寿町)の来館者数が24日、450万人を突破した。2015年4月の開館から8年10カ月で達成した。
450万人目となったのは熊本市の団体職員木庭俊昭さん(64)、貴(たかき)さん(59)夫婦。旅行で23日から大分市内を訪れていた。
セレモニーがあり、木庭さん夫婦に記念品と認定証が贈られた。2人は「事前に調べて大きな卵型の作品と、入り口の『OPAM』の文字のオブジェが見応えがあると知り、来た。こんなことになるとは夢にも思わなかったが、旅のいい記念になってうれしい」と話した。
県芸術文化スポーツ振興財団の中島英司専務理事は「年間50万人の目標を達成できた。来年の開館10周年に向けて、さらに喜んでもらえるような美術館づくりに励んでいきたい」と話した。