犬の指示しつけは、意思疎通に関わる重要なもの。気になる疑問などがある場合は、その都度解決しておくと安心です。
そこで今回は、飼い主さんからよせられた、指示しつけに関する疑問を3つピックアップし、しつけインストラクターの戸田美由紀先生にお答えいただきました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
多頭飼いをすると、後輩犬の指示しつけが楽になるって本当ですか?
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
あとから迎えた犬が、先住犬のまねをするということはあるようですが、それでしつけが楽になるということではありません。反対に、そのぶん先住犬のしつけをしっかり行うことが大切なので、多頭飼いの判断は慎重に行いましょう。
愛犬は興奮すると、指示しつけが通じなくなってしまします
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
興奮しすぎて指示しつけが聞けない場合は、体力があり余っていて、興奮しやすい状態になっている可能性があります。
そんなときは、いつもより多めに散歩をしてみたり、「引っ張りっこ遊び」や「モッテキテ遊び」などをしたりして、エネルギーを発散させてから指示をするといいでしょう。
愛犬に「ダメ」を伝える指示しつけはありますか?
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は人のように複雑な言葉はわからないため、「ダメ」といわれても、何がダメなのかは理解することができません。そのため、何がダメなのかを伝えるよりも、何をしてほしいのかを伝えてみましょう。
例えば、ソファに上ったときは「オリテ」、入ってはいけない場所に入ってしまった場合は「デテ」など、愛犬にしてほしい行動を指示してみてください。
しつけは愛犬と暮らすうえで欠かすことができません。疑問や不安な部分が出てきたら、プロに相談するなどして解決し、愛犬との生活をよりよくしていきたいですね。
※この記事では監修の先生のご経験をもとにあくまでのご見解のひとつとして回答いただいています。
お話を伺った先生/戸田美由紀先生(日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター DOG IN TOTAL主宰)
参考/「いぬのきもち」2022年2月号『読者みんなが知りたかった! 日常の困りごとから聞いてみたかった素朴なギモンまで、しつけのプロがズバッと答えます! しつけのギモン一問一答36』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。