上海市、外資系金融機関3社が開業

上海市、外資系金融機関3社が開業

上海市の外灘から見た陸家嘴エリア。(資料写真、上海=新華社記者/李賀)

 【新華社上海3月4日】中国上海市でこのほど、外資系金融機関の聯博基金管理、東方匯理金融科技(上海)、開徳私募基金管理(上海)の3社が合同開業式を行った。

 聯博基金管理は米資産運用大手アライアンス・バーンスタインの傘下で、全国5番目の外資独資の公募ファンド会社で、上海の世界資産運用センター建設に寄与する重要な力となる。フランスの資産運用大手、アムンディ・グループ傘下の東方匯理金融科技(上海)は上海で2番目の外資独資フィンテック会社。同グループの世界的に有名な投資プラットフォーム「ALTOインベストメント」の導入は上海のフィンテックの発展レベルを引き上げ、世界資産運用センターの建設を後押しする見通し。世界をリードする米オルタナティブ資産運用大手、KKR傘下の開徳私募基金管理(上海)は重要な資産運用機関で、上海金融市場の大きな魅力を示した。

 上海市の解冬(かい・とう)副市長は上海への投資が未来への投資だと述べた。上海はハイエンド産業が集まり、ハイレベル人材の集積地で、国際一流のビジネス環境があるなど総合的な優位性を生かし、より多くの市場機会、投資機会、発展機会を提供し、より良い環境、サービス、保障により、各種金融機関の上海での事業展開を全力で支えるとした。

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