「千草」ラーメン博物館に出店 横浜で初代の味を再現

初代の味を再現した千草のラーメン

 岩手県久慈市二十八日町の「らーめんの千草」が6日~4月7日、新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区)に出店する。過去に出店した店舗が「復活」する、博物館の30周年記念プロジェクト「あの銘店をもう一度」で、昨年創業75年を迎えた千草のテーマは「原点回帰」。初代の遠藤正夫さん、レイさん夫妻(ともに故人)の味を再現する。

 千草のラーメンは、丸鶏と鶏ガラのみでとったスープが特長だ。ネギ、ショウガなどの香味野菜は一切使用しない。3代目の遠藤圭介さん(47)は初代の味を再現するため、煮込む火加減を調整。継ぎ足してきたしょうゆダレを使い、鶏油も増量し、普段より輪郭のある味に仕上げた。

 博物館入場料は、大人450円、小中高生とシニア(65歳以上)100円、小学生未満無料。営業は平日午前11時(土日祝日は同10時半)~午後9時。千草はラーメン950円、ミニラーメン680円で提供する。

© 株式会社岩手日報社