きょう（水）午後も、関東など東日本は冷たい雨や雪の残る所がある見込み。関東はあまり気温が上がらないだけでなく、湿気が多いタイプの寒さが続きそうだ。あす7日（木）はきょうより晴れ間の出る地域が多いが、8日（金）の関東は、再び南岸低気圧の影響を受ける見通し。

回復はゆっくり

　この時間は、東日本でまだ雨や雪の降っている所がある。午後は次第に雨雲が東へ離れるため、雨や雪の範囲は狭くなるが、関東や東海の一部は夕方まで傘が必要となりそうだ。なお、北部の山沿いはきのうから積雪が増えている所があるため、引き続きなだれに注意が必要となる。

　あす（木）は東海から西の地域で晴れ間が多く、昼間は日差しが暖かい見込み。関東から北の各地は太平洋側を中心に、意外なほど晴れる時間があるかもしれない。なお、西日本から関東にかけては、花粉が非常に多く飛ぶ地域があるので注意が必要だ。

変わりやすい

　春浅い時季は天気が安定しないもので、あす（水）夜には伊豆諸島で低気圧が発生し、8日（金）にかけて東海や関東、東北の天気に影響する見込み。東京など関東南部は朝の通勤時間帯に冷たい雨が降り、都心でも雪が混じる可能性がある。なお、金曜日は日本海側も不安定で、午後～夜は北陸を中心に落雷や突風に注意が必要となる。

　週末は、全国的に冬の天気や気温分布に近くなる見込み。東北や北陸の山沿いはまとまった雪となるため、先週末と同様になだれに対して十分な注意が必要となる。関東の平野部は晴れるものの、土曜日は北寄りの風が強まりそうだ。週明け月曜日～火曜日にかけては、西・東日本で再び雨の降る所が多い見込み。

（気象予報士・高橋和也）