日本の大学生40人が中国四川省訪問へ シャンシャンとも対面

日本の大学生40人が中国四川省訪問へ シャンシャンとも対面

5日、キックオフセレモニーであいさつする在日本中国大使館の施泳公使。(東京=新華社記者/胡暁格)

 【新華社東京3月8日】日本・中央大学の学生40人が9~14日の6日間、中国四川省を訪問する。東京の在日本中国大使館で5日、「日本の大学生が中国を見る」と銘打った訪問団のキックオフセレモニーが行われた。在日本中国大使館と中国駐東京観光代表処が主催するイベント「百人の日本の大学生が中国を見る」の第1弾となる。今年7月に残りの60人の学生が上海を訪問し、第2弾の交流活動を開始する予定になっている。

 訪問団は四川省入りした後、中国ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地に赴き、東京・上野動物園から返還されたパンダの「香香(シャンシャン)」と対面する。このほか四川省に進出している日系スーパーのイトーヨーカドーの見学、観光スポットの武侯祠、錦里、錦江などの参観、4月26日に開会予定の2024年成都園芸博覧会の事前観覧、アニメや漫画をテーマとした複合施設の天府国際動漫城の見学など、多彩な活動が用意されている。

日本の大学生40人が中国四川省訪問へ シャンシャンとも対面

5日、キックオフセレモニーであいさつする中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表。(東京=新華社記者/胡暁格)

 キックオフセレモニーであいさつに立った在日本中国大使館の施泳(し・えい)公使は、訪問団が中国で良き友人を作り、深い交流を通じて相互理解を増進させ、両国国民の絆を強め、客観的でありのままの愛すべき中国を理解することを期待すると述べた。

 中国駐東京観光代表処の欧陽安(おうよう・あん)首席代表は、パンダは常に中国と日本の友情を結ぶ重要な役割を果たしてきたと指摘。訪問団がこの旅の素晴らしい思い出をより多くの日本の人々に伝え、中日友好の種子をつないでくれることを希望すると語った。

日本の大学生40人が中国四川省訪問へ シャンシャンとも対面

5日、キックオフセレモニーでスピーチする訪問団の一員の田島翼さん。(東京=新華社記者/胡暁格)

 訪問団の一員である田島翼さんは昨年、上海を訪問し、中国にとても良い印象を持ったという。再び中国を訪れ、中国文化の魅力を体験することを楽しみにしている。「今回のイベントを通じ、皆が中国文化や習慣への理解を深め、中国の若者との交流も深まると信じている。今回のプログラムで学んだことを生かし、将来的には日本と中国をつなぐ懸け橋になりたい」と語った。

 日本の有名なパンダ写真家の高氏貴博も訪問団に同行する。「ベテラン」のパンダファンとして、パンダを通じて多くの中国人の友人と交流し、人生が変わったという高氏さん。日本の大学生も今回の四川旅行で中国との物語をつむいでくれると信じていると述べた。(記者/胡暁格)

日本の大学生40人が中国四川省訪問へ シャンシャンとも対面

5日、在日本中国大使館で行われた「日本の大学生が中国を見る」訪問団のキックオフセレモニー。(東京=新華社記者/胡暁格)

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5日、キックオフセレモニーで披露された四川省の伝統芸能「変臉(へんれん)」のパフォーマンス。(東京=新華社記者/胡暁格)

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5日、キックオフセレモニーで披露されたパンダの着ぐるみを着たダンサーによるパフォーマンス。(東京=新華社記者/胡暁格)

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5日、キックオフセレモニーに出席したゲストらと記念撮影する訪問団の日本人大学生。(東京=新華社記者/胡暁格)

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