香り爽やか、県産原材料100%ビール 岩手大とベアレン共同開発

発売を記念して乾杯する(左から)山端修暉共同代表、佐藤稜共同代表、嶌田洋一社長、高橋淳代表

 岩手大の学内カンパニー・クラフトビール部(佐藤稜、山端修暉(なおき)共同代表)と盛岡市のベアレン醸造所(嶌田洋一社長)は、岩手県産原材料100%の瓶ビール「つなぐビール 北山プロトタイプ」を共同開発した。産学連携により、新たな地域循環を生み出す。

 大麦は陸前高田市産のほか、初めて紫波町の高橋農園(高橋淳代表)が栽培したものを使用。遠野市と軽米町で収穫されたホップを加え、かんきつ系の爽やかな香りと軽めの味わいが特長だ。約4千本を同社の直売店や酒販店などで販売する。1本469円。

 盛岡市北山の同社で6日に発売発表会を開催。商品は2022年に発足し、ビール造りを通して本県の農業課題解決を目指す「つなぐビールプロジェクト」の第2弾。技術資源を後世に「つなぐ」などの思いが込められている。

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