無形文化遺産、土布の染織技術伝承に力を注ぐ 上海市

無形文化遺産、土布の染織技術伝承に力を注ぐ 上海市

上海市青浦区にある阿特麦文化産業パークの無形文化遺産講座で、自作の土布のぬいぐるみを見せる子ども。(2月3日撮影、上海=新華社記者/劉頴)

 【新華社上海3月11日】中国上海市青浦区練塘鎮東泖(とうぼう)村では、同市の無形文化遺産である土布(手織りの布)の染織技術が女性の間で代々伝承されてきた。2021年には村内に土布染織技芸伝習所が設立され、村民が無形文化遺産の継承や保護、普及に力を入れている。

無形文化遺産、土布の染織技術伝承に力を注ぐ 上海市

上海市青浦区にある阿特麦文化産業パークの無形文化遺産講座で制作された土布のぬいぐるみ。(2月3日撮影、上海=新華社記者/劉頴)

 伝習所の責任者で無形文化遺産伝承人の沈佳慧(しん・かけい)さんは村の女性を率いてデザインと開発に力を入れ、土布のハンドバッグやおもちゃ、しおりなどの新製品を生み出したほか、学校や地域などで普及活動を行い、土布の文化的な意味合いを伝えている。

無形文化遺産、土布の染織技術伝承に力を注ぐ 上海市

7日、土布で作るおもちゃの図面を描く無形文化遺産伝承人の沈佳慧さん。(上海=新華社記者/劉頴)

無形文化遺産、土布の染織技術伝承に力を注ぐ 上海市

2月27日、手織り機の前に集まって交流する村民たち。(上海=新華社記者/劉頴)

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2月27日、村民の家で土布ハンドバッグ作りについて話し合う無形文化遺産伝承人の沈佳慧さん(右から2番目)。(上海=新華社記者/劉頴)

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7日、土布の模様について紹介する無形文化遺産伝承人の沈佳慧さん。(上海=新華社記者/劉頴)

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