柔道でハンガリーと国際交流 宮古地域の選手と合同練習

乱取りする合同練習の参加者

 ハンガリーと宮古地域の柔道選手の合同練習が20日、宮古市小山田の市民総合体育館で開かれた。参加者は言葉や国の境界を越えて交流を積極的に楽しみ、個々の上達につなげた。

 宮古市と山田町の小学生から社会人まで約70人と、ハンガリーから訪れた14人が参加。寝技や立ち技の打ち込み、乱取りなどを行った。宮古高2年の栗原華さんは「初めての相手と練習する機会を大切にしている。組み手や足技で学ぶことが多く、リアクションし合って楽しくできた」と笑顔を見せた。

 宮古商工高の粟野桃子教諭(31)が2018年9月~19年3月に同国カポシュバールで柔道を指導した縁で実施した。ラコシ・オリバーさん(14)は「日本の伝統的な柔道を学べて良かった。エキサイティングでいい時間だった」と振り返った。

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