災害時に救援ルート確保 鉄加工会社と協定/千葉県船橋市

災害時に救援ルート確保 鉄加工会社と協定/千葉県船橋市

 大規模災害に備え、千葉県船橋市は25日、市内に工場を持つ鉄の加工会社と協定を結びました。

 協定により、災害時に被災した道路で救援ルートの確保などに協力して取り組みます。

 船橋市と協定書を交わしたのは船橋市内に工場を持つ鋼材卸業・加工業の「野田喜産業」です。

 市によりますと今回の協定で、大規模災害が発生した場合、市の要請を受けて野田喜産業が優先的に敷鉄板などを被災した道路に敷き、救急車両などが通れるルートを迅速に確保するということです。

 船橋市の松戸徹市長が「協定は市内で災害対応を進めていくうえで大きな力となる」と挨拶すると、野田喜産業の野田幹仁社長は「民間企業が力を合わせれば災害時に迅速な対応ができるということを事例として示していきたい」と述べました。

 船橋市は大規模災害に備え、これまでに200以上の関係団体と災害時協定を締結していて、今後も災害に強い街づくりに向けた取り組みを進めたいとしています。

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