PFAが試合数の増加に反発 プレミア最終節の3日後、オーストラリアで親善試合

写真:両チームは5月22日にメルボルンで親善試合を行う予定だ

イングランドプロ選手協会(PFA)は、シーズン終了後にニューカッスル vs トッテナムの親善試合がオーストラリアで開催されることを受けて、懸念を表明するという。イギリス『Daily Mail』電子版が報じている。

ニューカッスルとトッテナムの2チームは、プレミアリーグ最終節の3日後の5月22日にメルボルンで親善試合を行うことが決まっている。さらに、ニューカッスルは5月24日にオーストラリアリーグ・オールスターズとのエキシビションマッチを予定しているという。

この商業的利益を追求するがあまりに、選手の負担が増える現状にPFAは懸念を表明するという。PFAは選手の健康保護の観点から近年増加する試合数の削減を訴えており、今回もその1例となりそうだ。

さらに今年はシーズン終了後に、EURO2024とコパ・アメリカ2024が開催される。両チームともに数多くの代表選手を抱えており、代表監督にとって悩みの種となっている。

イングランド代表のギャレス・サウスゲート監督はシーズン終了後に行われる親善試合に関して「今後ますます増えるだろう」と自身の見解を示している。

「ファイナンシャル・フェアプレーとはクラブが自ら資金を調達する必要がある。そのための方法として、選手がより多くの試合をプレーすることが挙げられる。しかし準備をする私たちにとって、素晴らしいニュースとは思えない」

「おそらくFAカップ決勝(5月25日)、UEFAチャンピオンズリーグ決勝(6月1日)にも代表選手が出場するだろう。他のいくつかの決勝にも出場する可能性がある。どんな状況にも適応し、(オーストラリアの)試合でケガ人が出ないことを願っている」

イングランド代表はEURO2024に向けて、5月21日に代表の予備登録メンバーを発表するという。その後、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表とアイスランド代表とのトレーニングマッチを経て、6月8日に本体会の最終メンバーを発表する予定だ。

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