佐々木朗希、粘りの初陣 日本ハム戦、初勝利はお預け

日本ハム戦に先発し、5回1失点だったロッテ・佐々木朗希=ZOZOマリン

ロッテ 2-3 日本ハム(31日)

 真価が問われるロッテ、佐々木朗希(大船渡高)の5年目がスタートした。満員御礼の本拠地で行われた日本ハム戦で初登板。5回を6安打、7三振、1失点と粘投し、勝利投手の権利を持って降板したが、救援が逆転を許して白星発進はならなかった。

 この日のハイライトは三回だった。1死後、連続安打に暴投と四球で満塁のピンチ。中軸を迎えてギアを上げた。3番万波中正を157キロの速球で空振り三振に仕留めると大きくほえた。

 オフに将来的な大リーグ挑戦の希望を語り、今季の目標を「キャリアハイ(自己最高)は出さないといけない」と力を込めた。シーズンは始まったばかり。これから徐々に調子を上げていくはずだ。絶好調になった時、どんな投球を見せてくれるだろうか。今季も令和の怪物から目が離せない。

© 株式会社岩手日報社