「究極の全身運動」 ラジオ体操インストラクター「ラジねえ。」が語る、『ラジオ体操』の魅力

ラジオ体操インストラクター「ラジねえ。」として活動する上羽悠雅さん(写真中央)、ラジオ関西『アスカツ!』パーソナリティーの中田仁之(同右)、西岡詩穂(同左)

ラジオ体操インストラクター「ラジねえ。」として活動している上羽悠雅さんが、ラジオ体操の魅力を語りました。

【動画】らじねえ。が見せる、全力のラジオ体操第一

いつでもどこでも気軽にできる体操として、広く国民に親しまれているラジオ体操。

ラジオ体操インストラクターである上羽さんは、企業・自治体・スポーツ競技団体とコラボしたイベントや講習会を各地で実施し、ラジオ体操を通じた健康普及推進活動を行っています。

上羽さんによると、ラジオ体操はたった3分で全身の約200の骨、約400の筋肉を動かすことのできる「究極の全身運動」だといいます。

呼吸機能向上、内臓機能活性、血流促進、肩こりや腰こりの改善、美姿勢や体型の維持など、さまざまなメリットがあるとされているラジオ体操。毎日継続している人は、体内年齢や血管年齢が実年齢よりも約15歳以上若いというデータ(※)もあるそうです。

(※)ラジオ体操を3年以上、週5日以上実践している55歳以上の男女、計543名への調査にもとづくデータ【引用:青山敏彦『最高のラジオ体操』(朝日新聞出版、2019年)より】

さらに上羽さんは、「ラジオ体操には人々が物理的にも精神的にもつながることのできる素晴らしさがある」と説明。そう考える理由については、「世界中の人が、言語や性別、障がいのあるなしに関係なく、同じフィールド・同じ条件でできるのがいいなと思っている」と熱く語りました。

上羽さんがラジオ体操に情熱を抱くようになったきっかけは、新型コロナウイルスの流行による自粛生活だったといいます。運動不足とコミュニケーション機会の減少を目の当たりにしたことを契機に、ストレス解消のためラジオ体操を始めました。

「ラジオ体操を継続するなかで、人とのつながりを持つことができた。『頑張らなきゃ! やらなきゃ!』と(力を入れすぎていた)自分から、『みんなと一緒にできるだけでいいんだ』という優しい自分に変わることができました」(上羽さん)

上羽さんは、自身が体感した変化について触れたうえで、「ラジオ体操を継続することは身体だけでなく気持ちの変化にもつながる」と持論を述べました。

※ラジオ関西『アスカツ!』2024年3月16日放送回より

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